植えた後の潅水と生油粕、SUGOI-ne源液の与え方。

  SUGOI-ne栽培の成否は、植えた後の潅水で決まる。
  その理由は
    1 ラン菌を繁殖させるための潅水技術。
    2 ランを根付かせるための潅水技術。
    3 鉢内、土壌(地植え)にラン菌による炭素循環を構築するための潅水技術。
  以上の三つの技術が必要である。
  これまでの、水ゴケ、バーク、軽石、ヤシ繊維、杉皮などのコンポストでは、
  1と3の技術は必要なかった。
  SUGOI-ne栽培のラン菌による炭素循環ラン栽培法では、
  ランを栽培するというより先に「ラン菌」を繁殖させなければならない。
  つまり、ラン栽培より先にラン菌栽培を行うことになる。
  更に、3の鉢内に自生地における炭素循環が行われる湿度を保つ栽培が必要になる。
  以上のように、これまでのラン栽培の潅水とは、全く異なる技術が必要になる。
  詳しく説明するので、これを厳守すること。
  絶対にこれまでの潅水経験を行ってはならない。

 
○ SUGOI-ne鉢植えの場合(春植え〜8月植えの場合)

   1 植えた後5〜10日毎日充分潅水すること。
      全てのラン同じです。
     この潅水でSUGOI-neの全成分が水に溶け、ランの根、バルブ、茎から
     吸収される。これで先ず最初に元気になる。
     この元気で素晴らしい根が続々出てくる。
     ラン菌が共生するからラン本来の「菌根」になる。
      
ラン菌の菌糸が繁殖を始める
      
ラン菌がSUGOI-neの窒素食べて窒素飢餓が発生。
      生油粕をまとめて与える (ラン菌のエサとして)
      尿素3000倍から5000倍1,2回与える。潅水の代わり。

     これでラン菌栽培が始まる。
   2 その後、オシボリの湿度になるまで1,2日潅水を控える。
     絶対オシボリ以上の乾燥してはならない。厳守である。
     鉢底がドロドロに多湿でも根腐れは起きない。
      
SUGOI-ne源液1000倍液を与える。
      ラン菌の菌糸が大繁殖する

      ラン菌栽培大成功になる
   3 その後、雨の降らない日は、ほとんど毎日潅水する。
     ただし、曇天が続いた場合は、潅水をしない日も必要である。
      
まとめて与えた生油粕が分解し糖ができる。
      この糖を求めて生油粕に向って根が伸びる。

      
ラン菌の菌糸がSUGOI-neを分解始める
      
ランに養分を供給始める。
      炭素循環システムが完成

      
この期間に5月、6月、7月に生油粕を与える。
      源液も5月に2,3回、5月に一回、7月に一回程度与える。
      生油粕、源液ともに7月中旬以降は与えない。
      生油粕はランの肥料ではない。あくまでもラン菌のエサとして与える。
      したがって肥えあたりはしない。
      
ラン菌による炭素循環は完成。自生地再現完了。
      

   4 朝の最低温度10℃まで下がった時期からオシボリの湿度にする。厳守すること。
   5 9月下旬〜翌年の3月下旬までオシボリの湿度にする。厳守すること。
     最低温度が10℃より低くてもオシボリの湿度を厳守すること。
     この低温湿度でもSUGOI-neでは根腐れは起きない。

  
この潅水の湿度で、雑菌は繁殖を抑制、阻害され、宇井清太発見のラン菌が、
  鉢内で勝ち組みとなり、ラン菌の菌糸がSUGOI-neを分解し養分をランに供給する。


 注意
   失敗する場合がある。その原因は下記の場合である。
     オシボリの湿度より乾燥させたとき。
       SUGOI-neを乾燥させると、SUGOI-neには養分が豊富。
       空中から雑菌の胞子がSUGOI-neに落下する。
       SUGOI-neで胞子が発芽する。
       雑菌の菌糸が猛烈に繁殖する。
       雑菌の菌糸が鉢内で勝ち組みとなり、ラン菌が負け組みとなる。
       この状態で乾燥させると・・・・ 
       雑菌の菌糸は、SUGOI-ne全体、更にランの根の細胞にまで張る。
       激しくSUGOI-neから、ランの細胞から水分を奪う。
       SUGOI-neは「カツオブシ」になり、ランの根はボロボロになる。
         
この状態の根を多湿で「腐った」と思う人がいるが、
         これは逆に乾燥させたために、ランの根が雑菌の菌糸の「エサ」になったのである。

     この状態の鉢では、水ハジキが起こり、潅水しても水が通らなくなる。
    
 キノコが出てくる。
   
   
SUGOI-ne栽培のほとんど失敗は上記のようなもので、
   これまでの失敗例の95%以上を占める。
   SUGOI-ne栽培で失敗しないためには、オシボリ以上乾燥させないことに尽きる。
   潅水を多くすれば良いことである。
   この理由で素焼鉢は使わないことである。


     失敗の画像 クリック
     根が鉢外に伸びるのは失敗の前触れ
     キノコが出た時は失敗 直ぐに植え替えする。


 ○ 地植えの潅水(春植え〜8月植え)
    
    植えた後2,3日毎日充分潅水。
    SUGOI-neのマルチに生油粕を1u当たり大さじで3,4箇所まとめて与える。
    SUGOI-ne源液を1週間置きに3,4回ジョウロで充分与える。
    これで、自生地の山の枯れ落ち葉を再現出来る。



  ○ 秋植えの場合
      SUGOI-ne栽培で最も間違うのが潅水である。
      多くの人が、これまでの水ゴケ、バーク栽培の潅水を行なった。
      乾燥し過ぎで「カツオブシ製造」「キノコ栽培」した。

       1 植えた後5〜10日間毎日潅水。
       2 その後翌年の春まで「オシボリ」以上の湿度にし、
         オシボリより乾燥させてないこと。
         この潅水、湿度は全てのランで厳守すること。

     3 SUGOI-ne源液を1週間置きに3,4回与える。
     4 生油粕を植えた直後一回与える。
     5 生油粕は翌年の春まで与えない。




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